一応、温泉の専門家なのですが、旅行記事の方が多い気がするASUKAです。
考えてみれば、温泉と旅行はひとまとめで考える人が多いですよね。
あちらこちらを観光し、疲れたら温泉でのんびりというのが一般的です。
本記事では、佐賀県にある【武雄温泉】について書かせていただきます。
九州の中でも佐賀県は、「探してください」というダジャレがあるほど静かな県として知られています。
しかし、温泉に関しては、全国的にも有名な温泉地がいくつかあります。
【武雄温泉】は、日帰り温泉も楽しめる佐賀県の有名温泉地の1つです。
まだ【武雄温泉】を訪問したことがない人はもちろん、以前訪問したことがあるという方も、本記事を通して魅力を発見していただけたら嬉しいです。
【武雄温泉】はどのような温泉地?
日帰り温泉紹介前に説明
本章では、【武雄温泉】がどのような温泉地なのかについて説明します。
佐賀県の有名温泉地でもある【武雄温泉】は、楼門から入った敷地内だけと思っている人も多いです。
楼門周辺のホテルや旅館も、日帰り入浴できる場所があります。
また、大通りから楼門へ向かう途中は、ちょっとした温泉街風の建物も立ち並んでいます。
さすがに全部を紹介することはできませんので、本記事では【武雄温泉】で訪問した3つの共同浴場について書かせていただきます。
私が【武雄温泉】で訪問したのは、「元湯」「蓬莱湯」「鷺の湯」です。
それぞれ別の日に訪問しました。
実は【武雄温泉】の共同浴場は、早朝から営業しています。
佐賀・長崎方面で朝風呂に入りたい時に利用します。
旅行記録の九州カテゴリーに、佐賀・長崎方面を訪問している記事があります。
どの記事の時に【武雄温泉】を訪問したのか、想像して楽しんでいただけたら幸いです。
【武雄温泉】で忘れてはいけないのは、新館と楼門が国重要文化財に指定されていることです。
特に楼門は、朝の時間に温泉とセットで中に入れることがあります。
楼門の天井には4枚の干支のリレーフがあり、東京駅の設計をした辰野金吾が残したものとされています。
かつて東京駅改装の際に8枚の干支リレーフが見つかり、【武雄温泉】楼門で残りの4枚が見つかったという話は、私も当時ニュースで聞きました。
以前に1度だけ、たまたま開放時間に訪問したことがあり、楼門の中に入ったことがります。
楼門の天井を見上げると、四隅に干支のリレーフが設置されていました。
下記に武雄温泉の地図を貼り付けています。
スマホからも見ることができますので、地図が必要な際にご利用ください。
また、本記事の目次欄からも地図へ移動できます。
すぐに地図を見たい時には、目次欄からのアクセスをおすすめします。
【武雄温泉】Googleマップ
【武雄温泉】にある日帰りできる温泉を紹介!
好みに合わせて選べるのが嬉しい
本章では、【武雄温泉】で私が訪問した日帰り温泉を3つ紹介します。
【武雄温泉】の訪問を検討されている方は、参考にしてくださいね。
それぞれの日帰り温泉の内容は、目次欄からもアクセスできますので、すぐに読みたい時などにご利用ください。
【武雄温泉】日帰り温泉その1「元湯」
【武雄温泉】で私が訪問した日帰り温泉の1つ目は「元湯」です。
【武雄温泉】の中で、一番有名で人気のある共同浴場です。
「元湯」の名前の通り、現在使用されている温泉施設としては最古のものです。
明治9年に建築されました。
【武雄温泉】らしいトロトロ感のある泉質で、浴室もレトロ感たっぷりです。
浴室の天井が高いのも特徴です。
・住所:〒843-0022 佐賀県武雄市本町7425 ・お問合せ:0954-23-2001 ・営業時間:6:30~24:00 ・定休日:不定休 ・料金: 大人450円 小学生220円 ・ボディソープとリンスインシャンプーあり |
【武雄温泉】日帰り温泉その2「蓬莱湯」
【武雄温泉】で私が訪問した日帰り温泉の2つ目は「蓬莱湯」です。
あれ?
「元湯」と同じ場所の写真?
と思われた方は大正解です。
実は「元湯」と「蓬莱湯」は、同じ建物内にあります。
券売機も同じ場所です。
写真を見ると、券売機の上に温度計が設置されているのがわかりますか。
【武雄温泉】は源泉かけ流しなので、日によって温度が変わります。
「元湯」と「蓬莱湯」は、それぞれ温度が表示されていますので、好みに合わせて入浴が可能です。
・住所:〒843-0022 佐賀県武雄市本町7425 ・お問合せ:0954-23-2001 ・営業時間:6:30~21:30 ・定休日:不定休 ・料金: 大人450円 小学生220円 ・ボディソープとリンスインシャンプーあり |
雰囲気的に言うと、「蓬莱湯」は「元湯」より少し現代的です。
個人的には、在住している大分県別府市の共同浴場に似ている気がしますので、「元湯」の方が風情があるかなと思います。
佐賀県まで来ているので、いつも入浴している雰囲気はちょっとというだけですので、現代的な温泉が好きな方におすすめです。
【武雄温泉】日帰り温泉その3「鷺の湯」
【武雄温泉】で私が訪問した日帰り温泉の3つ目は「鷺の湯」です。
「鷺の湯」の読み方は「さぎのゆ」です。
「鷺の湯」は、【武雄温泉】の共同浴場という扱いになっています。
しかし、「楼門亭」という旅館のお風呂も兼ねているため、共同浴場とは思えないくらい立派です。
「鷺の湯」には、内風呂もですが露天風呂やサウナもあります。
広々としていますので、のんびりと入浴したい方にお勧めです。
・住所:〒843-0022 佐賀県武雄市本町7425 ・お問合せ:0954-23-2001 ・営業時間:6:30~24:00 ・定休日:不定休 ・料金:大人680円 小学生340円 ・ボディソープとリンスインシャンプーあり |
以上【武雄温泉】私が訪問した日帰り温泉について書きました。
【武雄温泉】の源泉について
それでは、温泉の専門家らしく、【武雄温泉】の源泉についても少しだけ書かせていただきます。
【武雄温泉】の共同浴場には、それぞれ温泉成分分析書があり、どこの源泉を使用しているかが書かれています。
少なくとも6つくらいあるはずですが、実際にすぐわかるのは1つだけです。
【武雄温泉】の源泉は、どれもアルカリ性単純温泉です。
入浴した共同浴場によっては、トロトロ感がやや弱く感じることがあります。
源泉温度が適温より少し高めですので、加水をしている可能性もあります。
【武雄温泉】にはいくつかの源泉があり、それぞれの温泉施設の男湯・女湯・家族湯に注がれています。
どの湯舟も源泉かけ流しです。
源泉かけ流しの場合、加水は良いのかという人もいますが、専門家によって見解が違います。
私の場合、循環ろ過でなければ源泉かけ流しと言っても良いと考えています。
循環ろ過は、1度湯舟に注いだ温泉をろ過してきれいにして再投入するシステムです。
源泉かけ流しは、湯舟に注いでそのまま排出します。
そのため、源泉かけ流しのお風呂は、オーバーフローしていたり湯舟の端に排湯の溝が彫られていることがあります。
温泉施設によっては、循環ろ過と源泉かけ流しを併用しているところもあります。
基本的に、循環ろ過は塩素消毒をしています。
入浴した際の匂いで、だいたいわかります。
源泉かけ流しでも塩素消毒しているところはありますので、一概には言えないのが辛いところです。
温泉人と言われるようになると、温泉の泉質やら仕組みやらが気になりだしますので、それだけで1本の記事になってしまいます。
本記事は【武雄温泉】に関する内容です。
温泉自体の詳しい説明は温泉についてのカテゴリー記事をご覧ください。
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資料館になっている新館!
日帰り温泉と聞くと、絶対に温泉入浴をしないといけないと考えていませんか。
入浴をしなくても、日帰り温泉を楽しめる方法があります。
これから【武雄温泉】で、入浴しない日帰り温泉の楽しみ方を紹介します。
【武雄温泉】の楼門から奥へ行った場所には、新館があります。
こちらは、かつての【武雄温泉】で、当時の湯舟がそのまま残されています。
【武雄温泉】新館も、楼門と同じく辰野金吾の設計です。
釘を1本も使用せずに建設されました。
【武雄温泉】のこの場所で、当時はどのような人が入浴していたのでしょうか。
実際に入浴できるわけではありませんが、こういう雰囲気も日帰り温泉と言って良いと個人的に思います。
温泉巡りが苦手だという方は、参考にしてみませんか。
【武雄温泉】新館の入場は無料です。
お土産物なども販売していますので、湯上りにぶらりといかがでしょうか。
建物の年季を考えると、あまり長居してはいけない気になってしまいます。
訪問時、階段が1つ立ち入り禁止になっていました。
見た目が立派ですが、老朽化があるのは仕方ありません。
どこか懐かしい雰囲気が漂う【武雄温泉】新館2階の光景です。
この日は湯あがりに訪問したので、ちょうど良いクールダウンになりました。
小さな建物が浴室かどうか見分けるには、通気口の有無で判断します。
温かい蒸気は上に昇ります。
その付近に通気口があれば、ほぼ浴室に間違いありません。
【武雄温泉】新館天井の照明器具は、現在風ではなく年季が感じられます。
湯あがりに浴衣を着て、この照明の下でくつろいでみたいなと思いました。
【武雄温泉】以外にも日帰り温泉が楽しめる!
佐賀県にはまだまだ名湯があるかっつ
いかがでしたか。
佐賀県にある【武雄温泉】について書かせていただきました。
個人的に【武雄温泉】は、数十年の付き合いになります。
福岡県に在住していた時も、友人とよく訪問していました。
当時は温泉について詳しくなかったので、佐賀県の温泉は【武雄温泉】くらいだと思っていました。
しかし、最近になって遠征で佐賀県に行くようになり、【武雄温泉】以外にも名湯があるのだと知りました。
本サイトの記事を通して、皆様に少しづつ佐賀にある温泉の魅力を発信できたら良いなと考えています。
私自身、温泉の専門家ということもあり、温泉記事を書くと、ついついうんちくが増えてしまいます。
温泉に関して、こういう考え方をしている人もいるのだと、生温かい目で読んでいただけたら幸いです。
また、温泉地を訪問した際に、そんな記事を読んだなと思い出していただけたら嬉しいです。
それでは本記事をここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
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