最近、あまり温泉巡りをしていない気がするASUKAです。
県外の友人に、ここ数ヶ月で訪問した温泉の数を言うと、十分すぎるとツッコミをいただきました。
家にお風呂がないこともあり、大分県内の温泉施設やホテルの日帰り入浴に行くことが多いです。
人数が少ない時には、ゆったりと入浴できます。
お風呂に入って体を温めることで、免疫力が上がる効果が期待できるのは、昔から言われています。
さて、本記事の温泉泉質は、療養泉の1つ【含鉄泉】です。
【含鉄泉】は、名前の通り鉄分を多く含んでいますので、女性に嬉しい効果が期待できます。
しかし、【含鉄泉】と言われても、一体どんな泉質なのかわかりませんよね。
そこで、温泉の専門家でもある私が【含鉄泉】について説明させていただきます。
なるべくわかりやすく書いていくつもりですが、もしわからなかったら。
女性に優しい温泉なのね。
程度だけでも、【含鉄泉】について覚えていただけたら幸いです。
それでは、これから順番に説明していきます。
【療養泉】の【含鉄泉】とは?
見分け方や特徴について説明!
これまでの記事で、【療養泉】や【塩類泉】について説明してきました。
10種類ある【療養泉】についての説明の1つがこの記事だということもわかるかと思います。
もしわからない場合や復習したい場合は、下記のリンク記事をお読みください。
私も時々読み返しています(笑)
【療養泉】や【塩類泉】について、改めてご理解いただけましたか?
それでは【含鉄泉】について説明します。
【含鉄泉】を判別するためには、まず【温泉成分分析書】の【鉄】と書かれている部分を見ます。
大体、陽イオンの方にあります。
そして、成分量が温泉水1kg中に20mg以上であれば、【含鉄泉】になります。
規定成分による泉質ですので、温泉の温度は関係ありません。
しかし、陽イオンということを忘れてはいけません。
陽イオンと陰イオンは、片方だけということはありません。
【塩類泉】と呼ばれる3つの泉質は、陰イオンでした。
つまり温泉の成分量によって、【含鉄泉】+【塩類泉】という泉質もできます。
それだけではありません。
【単純温泉】は25℃以上の温泉であれば認められます。
成分量は1g以下です。
1gはmgに直すと1000mgです。
もうお分かりかもしれませんね。
温泉水の温度が25℃以上であれば、【単純温泉】でも【含鉄泉】になることがあります。
泉質名としては【含鉄単純温泉】や【単純含鉄泉】という記載が多いです。
こういう数字が苦手だという人に、100%ではありませんが【含鉄泉】を見分ける方法があります。
次項で詳しく説明させていただきます。
【含鉄泉】は特徴的な色と味がある!
数字ではなく五感を駆使して見極めよう!
【含鉄泉】を見分ける方法として、香りと味と色があります。
【含鉄泉】は、名前の通り鉄分を含んでいますので、かなりの鉄臭があります。
鉄分は、飲んでみるとすぐにわかります。
あ!
言わなくても良いです。
あの独特のですよね。
でも、意外と嫌いじゃありません(笑)
口の中に広がる鉄の味を感じたら、【含鉄泉】という泉質名はつかなくても、それにほぼ近い鉄量があります。
そして、【含鉄泉】の特徴と言っても過言ではないのが色です。
ほとんどの【含鉄泉】は、赤みがかった色をしています。
これは温泉成分に含まれた陰イオンの影響を受けた酸化鉄が、湯の華にくっついたものです。
【含鉄泉】に【硫酸塩泉】がくっつくと、緑に近い色である場合もあります。
硫化鉄という成分の影響です。
また、成分だけではなく、光の加減や成分量などで微妙に色が変わります。
私の場合は、湯船で色や鉄の香りを感じたら【温泉成分分析書】をみて鉄分の量を確認することにしています。
赤みがかった色で、結構な鉄味なのに【含鉄泉】ではないこともあます。
温泉は奥深いですよね。
勉強するほど面白いです。
【含鉄泉】に入浴し免疫効果を期待!
可能性はゼロじゃない!
温泉に入浴すれば、免疫力が上がる効果が期待できます。
私はあくまでも、温泉の専門家で医者や看護師ではありません。
そのため、絶対ということを言い切ることはできません。
しかし、古来より温泉に入浴することで、健康増進や免疫増加の効果が期待できるのは知られています。
部屋の中が好きだからと言って、全く外に出ないのは精神的にあまり良くないのではないかとも思います。
時々は気分転換で、近くの温泉や銭湯で体を温めてみるのも良いのではないかと思います。
【含鉄泉】は、女性に多い貧血などに効果が期待できるとも言われています。
行けそうな場所に【含鉄泉】の温泉施設があれば、行ってみるのも良いですよ。
経験上ですが、九州では福岡県・大分県・宮崎県などに【含鉄泉】の温泉施設がありました。
個人的に赤茶色や緑がかった【含鉄泉】は、ゆったり入ると元気な気分になれるので本当に不思議です。
【含鉄泉】はあの泉質とコラボする?
いかがでしたか。
【療養泉】の1つ【含鉄泉】について書かせていただきました。
【含鉄泉】が近くにないという方は、【硫酸塩泉】や【二酸化炭素泉】を探してみることをおススメします。
温泉自体が近くにないという方は、本当にごめんなさい。
もちろん、他の泉質でも【含鉄泉】の可能性はあります。
特に【二酸化炭素泉】は、鉄分が入っていないものを探すほうが大変なくらい多いです。
ぬるめのものが多い【二酸化炭素泉】です。
じっくりと炭酸効果に期待しつつ入浴してみてはいかがでしょうか。
ちなみに今までの私経験では、【硫酸塩泉】は温度が熱めのもので、鉄分が含まれていても少ないものが多かったかなと思います。
【含鉄泉】もですが、温泉について興味を持っていただけたら嬉しいです。
それでは、「【療養泉】の泉質【含鉄泉】女性に嬉しい効果が期待できる」の記事を読んでいただき、本当にありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。