宮崎県にある【含よう素泉】!独特の香りが特徴の泉質

非常に珍しい泉質

温泉に関しては専門家のASUKAです。

知る人ぞ知る、温泉シニアマイスターという資格を持っています。

本記事では【含よう素泉】について説明させていただきます。

【含よう素泉】は珍しい泉質で、九州圏内では【宮崎県】にしかありません。

独特のヨードチンキのような香りは、他の泉質が区別つかなくても匂いでわかるほど強烈です。

本記事を通して、【含よう素泉】について知っていただけたら幸いです。

匂いでわかる【含ヨウ素泉】
温泉成分分析書】の見分け方について説明

大きな温泉成分分析書

私が実際に入浴した経験から言います。

【含よう素泉】は、1度入浴すれ匂いで区別がつきます。

ヨードチンキという消毒薬をご存知でしょうか。

あの消毒液と同じ匂いがします。

匂いを嗅いで温泉成分分析書を見たら正解!

【宮崎県】を訪問した際に、2ヶ所ほど【含よう素泉】に行きました。

1件目は私も聞いたことがあるメジャーな場所で、ここで初めてヨードチンキの匂いを体験しました。

2件目は、宮崎駅周辺を歩いている時に、たまたま見つけたホテルの日帰り温泉でした。

最初の場所と同じ匂いを温泉から感じたので、【温泉成分分析書】で確認したところビンゴでした。

あの匂いは、本当にすぐわかる人が多いです。
多分、【硫黄泉】と【含よう素泉】は温泉に触らなくてもわかります。

残念ながら、【含よう素泉】は源泉温度が低いものが多いから湯けむりは見れないね。
湯けむりの形で温泉の泉質がわかる人でも、さすがにあれは無理だね。


匂いではすぐわかるので、【温泉成分分析書】での確認方法を説明します。

いつもの泉質紹介と同じく、温泉水1kg中の成分量で泉質が決まります。

見る場所はよう素イオン(よう化物イオン)の部分です。

この量が10mg以上であれば、【含ヨウ素泉】になります。

【含よう素泉】の効果効能について説明

宮崎県のサンルピナス

【含よう素泉】は入浴だけではなく、飲泉ができるものもあります。

体の中と外から、温泉の効果効能が期待できます。

入浴に関しては【療養泉】の一般的な効果効能というものがあり、【含よう素泉】もこれに含まれます。

効果効能は、温泉施設に行くと【温泉成分分析書】に記載されていますので、ここでは省略します。


さらに匂いでわかる通り、ヨードチンキと同じく殺菌効果も期待できます。

実はよう素成分は、ヨードチンキの原料でもあります。

その成分が含まれているのですから、同じ効果が期待できるのは嬉しいですね。

【含よう素泉】は、飲泉するとかなりの苦みがあります。

飲みにくいという人も多いですが、高コレステロール血症に効果が期待できます。

コレステロールが気になる方は、温泉施設が飲泉許可を持っているかどうかを確認し、【含よう素泉】を飲んでみてはいかがでしょうか。

【宮崎県】で出会った【含よう素泉】
忘れられない温泉施設

産ルピナスは巨大な看板が目印

本章では、実際に私が訪問した【宮崎県】にある【含よう素泉】の温泉施設について、ご案内させていただきます。

地元の方も気軽に入浴する温泉施設
【新富温泉 サンルピナス】


宮崎県で出会った【含よう素泉】の温泉の1つ目は【新富温泉 サンルピナス】です。

温泉は源泉かけ流しで、内風呂と露天風呂があります。

建物に入った瞬間に、病院でよく嗅ぐ消毒の香りが漂ってきます。

内風呂はいくつかに分かれており、それぞれ温度が違っています。

内風呂には水風呂があります。
サウナの後に入るのが一般的ですが、通常浴を交互に入浴すると体がスッキリする気がします。

それは温冷交互浴ですね。
健康増進に効果が規定できる入浴方法でもあります。

露天風呂は源泉がかけ流されている場所が2ヶ所あり、温度も違うので好みに合わせて入浴が可能です。

天気が良い日は、温泉自体が黄金色に近いから光と交わるととてもきれいです。
きれいだなと眺めていたら、ついつい長湯になってしまいました。(笑)

ぬるいお湯だと、ついつい長湯してのんびりしたくなるよね。
でも、濃い目の温泉は湯船に浸かるのは15分くらいで、途中休憩をはさむくらいでちょうど良いでです。
もちろん、絶対じゃないから好みに合わせて入浴スタイルを決めると良いよ。

■【新富温泉 サンルピナス】基本情報

・住所:〒889-1402 宮崎県児湯郡新富町大字三納代1859-1
・TEL:0983-33-1000
・入浴料:大人500円 小中学生300円
・参考資料:http://sun-lupinus.info/

【新富温泉 サンルピナス】Googleマップ

露天風呂が【含ヨウ素泉】を源泉かけ流し
宮崎観光ホテル【たまゆらの湯】

JR宮崎駅から歩いて結構ある

【宮崎県】で出会った【含よう素泉】の2つ目は【宮崎観光ホテル】の中にあった【たまゆらの湯】です。

内湯と露天風呂に分かれていました。

内湯はホテルやスーパー銭湯に多いガランがあるスタイルで、シャンプーやボディソープなども常備されています。

驚くのは露天風呂で、内湯のイメージで行くとその迫力に打ちのめされます。

開放感のある岩風呂で、含よう素泉がかけ流されています。

訪問した時は【新富温泉 サンルピナス】に先に行っていたため、【たまゆらの湯】も【含よう素泉】であることはすぐにわかりました。

基本となる泉質に【塩化物泉】も含まれていました。

【塩化物泉】の効果効能として、入浴後は体がポカポカとしてきました。(個人の体感です)

【宮崎県】のホテルの温泉という事で、源泉かけ流しではない温泉かと思っていました。
内湯は循環ろ過でしたので、やっぱりそうなのかと思って露天風呂に出たら源泉かけ流しでしたのでびっくりしました。

温泉は見かけによらないですね。
思い込みで訪問して、違ったと思うのも楽しいですが(笑)

■【たまゆらの湯】基本情報

・住所:〒880-0865 宮崎県宮崎市松山1丁目1
・TEL:0985-61-9065
・入浴料金:大人1000円 子供500円 タオル代150円
・参考資料:http://tamayura.net/

【たまゆらの湯】Googleマップ

温泉に入浴する際には泉質にも興味を持とう!


いかがでしたか。

本記事の【含よう素泉】で泉質紹介シリーズは終了です。

少しでも、温泉の泉質について興味を持っていただけたら嬉しいです。

【療養泉】の記事から、それぞれの泉質記事にリンクしています。

温泉施設を訪問して気になった時に、参考にしていただけたら幸いです。

【療養泉】自体は10個ですが、温泉施設によってはいくつか組み合わされていることも珍しくありません。

成分量の少ない単純温泉でも、成分が濃かったらどの泉質になるかを確認するため、残りの9種類も知っておくと便利ですよ。

それでは、「宮崎県にある【含よう素泉】!独特の香りが特徴の泉質」の記事を読んでいただき、本当にありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。




最新情報をチェックしよう!