【九州記事】では、思い出の温泉地を紹介させていただいています。
【九州記事】内にそれぞれの県の項目があります。
本記事では【熊本県】の温泉を4つご紹介させていただきます。
もちろん、【熊本県】の温泉は4つだけではありません。
個性豊かな温泉もたくさんあります。
それは、また姉妹サイトで詳しく書かせていただきます。
本記事では、どこかで聞いたことがある【熊本県】の温泉地を主に4つピックアップしています。
・黒川温泉 ・杖立温泉 ・わいた温泉郷 ・人吉温泉 |
どの【熊本県】の温泉地も、実際に私が訪問しています。
体験レポートとともに、雰囲気を味わいつつお読みください。
本記事で紹介した熊本県の温泉地ですが、豪雨災害のためアクセスできない場所や休館や閉館になってしまった場所もあります。
落ち着くまでは難しいかもしれませんが、訪問予定がある方は事前に電話等でご確認いただきますようお願い致します。
山と川に囲まれた温泉地を木の入浴手形で巡る!
泉質の種類が豊富な【黒川温泉】
【黒川温泉】は、【JR博多駅】または【JR熊本駅】から高速バスでアクセスすることが可能です。
私が訪問した時は友人の車で、別府市内より約2時間の道のりでした。
途中で【長湯温泉】や【七里田温泉】と言った【大分県】の温泉地も経由します。
車で行くと、あのルートは温泉好きにとって、かなり誘惑が多いです。
温泉が多いって?
洗車してくれないかなワクワク!
Hさん…。
錆びちゃいますよ。
湯巡りに最適!3湯入浴できる木の手形
【黒川温泉】には、【温泉入浴手形】というお得な木札が販売されています。
木を加工して作っており、首からかけて温泉巡りをすることが可能です。
持っているだけで割引などの特典があり、旅館やホテルの温泉に3湯入浴できます。
期限は半年で1300円です。
【黒川温泉】のホテルや旅館は、普通の日帰り入浴の場合500円~800円くらいです。
【温泉入浴手形】があるとかなりお得です。
さらに【温泉入浴手形】は、入浴受付の際にスタンプをもらえます。
【黒川温泉】にある対象のホテルと旅館20か所以上を巡ると、【達人】に認定されます。
1年間有効なホテル旅館の割引券と、訪問したホテルや旅館の名前が金文字で入った黒タオルと巾着がもらえます。
私と友人は温泉巡りが大好きなので、3日ほどで【達人】に認定されました。
【黒川温泉】のホテルや旅館の温泉は、どれものんびりするには最高の雰囲気でした。
もっとゆっくり入浴すれば良かったと思います。
【黒川温泉】の豊富な泉質
【黒川温泉】の特徴として、泉質の種類が多いです。
アルカリ性や弱酸性なども含めると7種類あります。
基本的には【硫酸塩泉】をベースとする【塩化物泉】や【炭酸水素塩泉】などの【塩類泉】が多かったです。
【含鉄泉】や【硫黄泉】が含まれているものもありました。
土砂降りの雨の中で巡ったのも良い思い出【杖立温泉】
【熊本県】思い出の温泉地2つ目は【杖立温泉】です。
【杖立温泉】へのアクセスは、【福岡県】の博多バスターミナルや天神バスセンターから高速バスが出ています。
熊本交通センターからも【杖立温泉】行きのバスがありますので、アクセスはしやすいです。
この日も【大分県】の別府市から友人の車で訪問しました。
約2時間ほどの道のりでした。
【杖立温泉】では、共同浴場(公衆浴場)をメインにはしご湯しました。
川沿いの温泉地で【大分県】の【天ケ瀬温泉】に雰囲気が似ていると思ったら、川沿いの解放感ある露天風呂があったのにはびっくりしました。
【天ケ瀬温泉】では、湯あみ着という入浴可能な服を着て入浴しました。
【杖立温泉】では誰も周囲にいませんでしたので、サッと泉質を確かめるために入浴しました。(笑)
この写真を撮影した時には大丈夫でしたが、数湯はしご湯をした時に土砂降りの雨になってしまいました。
湯けむりは元気に立ち昇っていましたので、【杖立温泉】の源泉温度がかなり高いという事がわかりました。
また、【蒸し場】と呼ばれる温泉蒸気で食材を調理できる場所も所々にありました。
完成品の【温泉たまご】を販売している旅館もありました。
源泉温度が高いと言えば【塩化物泉】や【硫黄泉】系のもの多いけど、【杖立温泉】はどうだった?
【塩化物泉】系が多かったかと思います。
肌触りとして【硫酸塩泉】系のものも感じました。
肌触りでわかるのですか~?
一応、温泉の専門家なので。(笑)
【大分県】との県境!
迫力ある湯けむりに圧倒された【わいた温泉郷】
実はかなり前、【わいた温泉郷】にある温泉施設をいくつか訪問したことがありました。
ポツポツと点在しているイメージでしたので、あまり温泉地ぽくないなと思い込んでいました。
しかし、調べてみるといくつかの温泉地が集まった温泉郷であるということがわかりました。
アクセスは【わいた温泉郷】自体が広すぎますので、すべてを紹介できません。
【わいた温泉郷】検索で調べていただけたらと思います。
特に九州88湯温泉道の【わいた温泉 ゆけむり茶屋】に訪問した際の周辺の状況は、田舎風の民家のあちらこちらから湯けむりが立ち上る凄まじいものでした。
温泉自体は湯けむり地帯に多い【塩化物泉】でした。
湯上りに周辺を散歩をしていると、湯けむりの立ち昇る源泉や地獄蒸し窯を見つけて、かなりテンションが上がりました。
静かに歴史を紡ぐ名湯たち!
復興が望まれる【人吉温泉】
【熊本県】の人吉と言えば、有名な大御所お笑い芸人の出身地としても知られています。
JRえびの高原線の【人吉駅】近くには【青井阿蘇神社】という大きな神社があります。
【青井阿蘇神社】の周辺に湧いているのが【人吉温泉】です。
※2020年7月の水害で、【人吉温泉】周辺は壊滅状態になってしまいました。
水害後、【人吉旅館】は地元の方々にのみ解放しているという話も聞きました。
かなりの大打撃で、廃業してしまった場所も多いようです。
以前のようなのどかな【人吉温泉】に復興していただけたら良いなと心から願います。
【人吉市】はアニメ【夏目友人帳】の聖地ですが、温泉自体は意外と知らない人も多いです。
温泉旅館の1つである【人吉旅館】は、かなりの歴史があり国登録有形文化財に指定されています。
【人吉温泉】には、静かに営業している【新温泉】という共同浴場(公衆浴場)があります。
歴史を感じさせる造りで、湯船が2つあるという少し不思議な形をしています。
【人吉温泉】に多いのはアルカリ性系の温泉で、トロトロとした入浴感が特徴です。
【新温泉】も同じで、トロトロとした肌触りがたまりませんでした。
ただ残念なことに、あまり知られていないせいか訪問する人も少なかったです。
番台のおばちゃんが。
「また来てね。次に来たときは営業しよるかどうかわからんけど。」
という寂しそうな挨拶が印象に残りました。
来月以降、ぜひ訪問したい共同浴場(公衆浴場)です。
この記事でおばちゃんが言ったという内容が、現実のものとなってしまい残念です。
2020年7月の水害により、【新温泉】は建物だけではなく源泉も詰まってしまい、廃業することが決まってしまいました。
近々、【人吉市】を訪問予定にしていましたので、本当に残念です。
熱い魂のこもった【熊本県】の温泉!
【大分県】にない【ラドン泉(放射能泉)】があるのも魅力!
【熊本県】には、阿蘇山という巨大な火山があります。
温泉も熱いものが多いイメージがありますが、低温のものが多い【ラドン泉(放射能泉)】が湧いている場所もあります。
【ラドン泉】は【大分県】にない泉質です。
入浴すると、体の細胞が活性化するような感覚があります。
縦に長い【熊本県】ですので、阿蘇付近でしたら大丈夫ですが、【鹿児島県】との県境近くまで行くとなると、日帰りでは結構ハードな部分があります。
復興したら、ライターの特権を生かす車中泊なども視野に入れて、のんびりと訪問できたらいいなと思っています。
本の記事をここまで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも、【熊本県】の温泉に興味を持っていただき、復興支援にご協力いただけたら幸いです。
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