大分県別府八湯巡りで3つ必要!用意すべきことを専門家が説明

別府市内にある高級旅館の湯舟
温泉巡りをしたいという人は多い


温泉の専門家として大分県内だけではなく、各県の温泉地を訪問することもあるASUKAです。

しかし、原点はやはり、在住している場所ということもあり大分県別府市です。

他県から戻ってきて、別府市に入った時に香る硫黄臭がした時は、帰ってきたんだなと思います。



温泉資格でもある温泉シニアマイスターも、別府八湯温泉道の名人を達成した者という条件があります。

別府八湯温泉道については、後ほど説明させていただきます。

では、大分県別府市とはどのような場所なのでしょうか。

大分県は、おんせん県の別名で知られるほど温泉の数が多いです。

別府市至っては、世界で2番目の湧出量を誇っています。

世界一は、アメリカのイエローストーン国立公園です。

しかし、イエローストーン国立公園は、人が入浴できる場所がありません。

そう言った意味では、大分県別府市の湧出量が世界一と言えます。

湧出量87360L/min
源泉数に至っては、2291個もあります。


私自身も別府市に移住してからわかりましたが、あちらこちらで排水として源泉を垂れ流している所も多いです。

突然、住宅街に湯けむりが立ち昇っているのが見えたりと、温泉好きにはたまらない環境になっています。

別府市内には山と海と川があり、いろいろなものをぎゅっとまとめた場所という雰囲気が漂います。

別府八湯と呼ばれる8つの温泉地があるのも別府市の特徴です。

別府温泉
浜脇温泉
観海寺温泉
堀田温泉
明礬温泉
鉄輪温泉
柴石温泉
亀川温泉

このように、縦に並べたという事は、別府八湯について、それぞれの記事を書いているのではないかと思われた方。

はい。
正解です(笑)
それぞれの記事にリンクしています。
お好きな温泉地をどうぞ。


さて、別府八湯温泉道名人という言葉が出てきました。

別府八湯温泉道については、次章で説明させていただきます。

大分県別府市の温泉巡りに必要なことその1.
【別府八湯温泉道】の名人を目指す

別府市内亀川温泉にある共同浴場
名人になるためには避けて通れない共同浴場

別府八湯温泉道とは、一言で言えばスタンプラリーです。

ただし、普通のスタンプラリーではありません。

別府市内にある、88ヶ所の温泉施設を巡るスタンプラリーです。

初級ハンカチ2湯
初段・2段白タオル初段8湯・2段16湯
3段・4段緑タオル3段24湯・4段32湯
5段・6段

赤タオル
5段40湯・6段48湯
7段・8段・9段・10段青タオル7段56湯・8段64湯・9段72湯・10段80湯。
名人金刺繍入り黒タオル
名人88湯
特殊名人名人11回ごと最高位名人88回の泉聖
それぞれ認定料がいります。

必要なスタンプ数は上記の通りで、初級のみJR別府駅の観光案内所で申請することができます。

初段以降は、別府市役所の観光課で申請します。

それぞれの段は申請料として600円が必要です。

また、7段以上になると1度だけですがホテルや旅館などに無料や割引で入浴できる別八湯温泉道高段者優遇入湯無料/半額券がもらえます。


初めて巡る際には、初級から順番に申請していく人も多いです。

7段以上で一度申請をして名人を目指す人や88湯を巡って名人申請のみを行う人もいます。

複数回名人になると、名人申請のみでタオルと「別府八湯温泉道高段者優遇入湯無料/半額券」をもらえます。

申請料は、各段申請の場合は600円です。

名人のみ申請の場合は2000円になります。

2000円は高いと思われるかもしれませんが別府八湯温泉道高段者優遇入湯無料/半額券は、総額1万円以上の入浴が可能です。
(別府八湯温泉道高段者優遇入湯無料/半額券の有効期限は1年間)

複数回名人は

・11回永世名人
・22回名誉名人
・33回永世名誉名人
・44回王位名人
・55回永世王位名人
・66回泉王名人
・77回永世泉王名人
・88回泉聖
長い道のりです。

があり、それぞれ申請料が2500円になります。

タオルも、通常の名人タオルと違うデザインのものがもらえます。

私は永世名人になっています。

紫のタオルで、銀色の刺繍が入っています。

名人以上になると、希望者は鉄輪温泉にあるひょうたん温泉の温泉殿堂に写真が掲載されます。

それを目標に名人を目指す人もいます。

大分県別府市の温泉巡りに必要なことその2.
別府市内の地図が入った温泉本などを持っておく

別府市内浜脇温泉にある共同浴場
どこにあるの?という温泉も地図があれば大丈夫!

最近はGoogleナビのおかげで、私自身、道に迷うことが少なくなりました。

地図を見るのは、正直苦手です。

地図を見なくても、右や左と音声で教えてくれるナビは本当にありがたいです。

しかし、いくらナビが機能が良くなっているとは言え、目的地の名前がわからないと行くに行けませんよね。

そこでおすすめなのが温泉本です。

温泉本は、別府温泉道のバイブルとも言うべき本で、入浴割引券や半額券などもついていてお得です。

前章で紹介した、別府八湯温泉道を始めたばかりの人におすすめです。

別府市内の本屋さんや、コンビニエンスストアで販売されています。

また、期間限定で旅行雑誌などが、ホテルや旅館の割引券を付録でつけていることがあります。

温泉巡りをする前に、本屋さんでチェックしておくのも1つの方法です。

大分県別府市の温泉巡りに必要なことその3.
自分の体調をしっかりと管理し温泉と向き合う

別府市内観海寺温泉にある共同浴場
いろいろな泉質があるから自分のペースで巡ろう!

私自身、別府八湯温泉道で20回以上名人になっています。

始めた当初、硫黄泉巡りをし過ぎて湯あたりをしたことがあります。

別府八湯温泉道はたくさん温泉を巡るものだという思いから、ついついはしご湯をしてしまいました。

別府八湯温泉祭りでは、別府フロマラソンという数日間で温泉施設を巡るスタンプラリーに参加したこともあります。

1日で最高41湯巡ったのは、後にも先にもあの時だけです。

さんざん巡っておいて言うのもなんですが。

別府八湯温泉道は、時間をかけ1湯1湯の違いを楽しみつつ入浴しましょう。

スタンプラリーというシステム上、ただスタンプが欲しいだけで温泉巡りをする人も多いです。

かつての私もそうでした。

しかし、1つ1つの別府の温泉と向き合いだした時、泉質の違いはもちろん、そこで生活する人たちの姿が見えてくるようになりました。

現在の私は、別府八湯温泉道のはしご湯をほぼしていません。

対象施設に訪問する機会があれば、スタンプを押すようにしています。

既にもらっている場合は、そのままもらわずに入浴します。

スタンプ集めよりも、温泉としっかり向き合うことを重視しています。

大分県の別府八湯はそれぞれが個性的で魅力がある!

いかがでしたか。

大分県別府八湯巡りに必要な3つのことについて、私なりの見解を書かせていただきました。

そんな私は、いつの間にか別府温泉に詳しい人と言われるようになりました。

別府が初めてだという人やこれから別府八湯温泉道を始めようとしている人に、どこの温泉が一番良かったかと聞かれることがあります。

私にとって一番答えにくい質問です。

個人的には、みかえり温泉や鬼石の湯などは大好きです。

ゆの香や清海荘と言った、ホテルや旅館系の温泉も大好きです。

もちろん、地域に密着した共同浴場も大好きです。

正直な話、甲乙がつけがたいです。

最近では他県の温泉地にも行っていますので、別府も含めてさらに答えづらくなっています。

できれば、そういう質問だけはご遠慮いただけたら幸いです。

それでは、「大分県別府八湯巡りで3つ必要!用意すべきことを専門家が説明」の記事をここまでを読んでいただき、本当にありがとうございます。

また次回の記事でお会いしましょう。

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