大分県【臼杵石仏】訪問!約30年前の記憶を手繰る

臼杵石仏古園石仏
約30年ぶりに訪問の臼杵石仏

大分県別府市から、全国を車で訪問する予定のASUKAです。

実は小学生の頃、家族旅行で毎年大分県に来ていました。

父が趣味で習っていた手品の先生が、別府にあるラクテンチという遊園地でマジックショーをしていたのが理由です。

宿泊したのは、現在では老人保養施設になっている白雲山荘でした。

近くにスギノイパレスという有名なホテルの附随施設があり、白雲山荘から遊びに行っていました。

大浴場というよりは、テーマパークとしか言えない夢の大温泉や花の大温泉があり、男女日替わりだったのを覚えています。

しかし、ある年に父が【臼杵石仏】を見に行こうと言い出し、別府から1時間をかけて訪問しました。

現在は修復されていますが、当時は首だけの石像が有名でした。

お土産物屋も「【臼杵石仏】は首だけが売り」と思う商品が多々ありました。

それから、約30年の月日が流れました。

現在、大分県の別府市に在住の私は、つい数ヶ月前まで1日に数湯の温泉に入浴するほど温泉好きでした。

しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、あまり出歩かなくなりました。

「大分県にある空気の良い観光スポットを訪問すれば、新型コロナウイルスも怖くないかも」

そんな思い付きから、大分県内の観光スポットを巡るようになりました。

【臼杵石仏】を訪問したのは、幼き日の思い出があったという事もありますが、修復された石仏を見てみたいという個人的な理由からでした。

本記事は、【臼杵石仏】を訪問した際の体験レポートです。

実際に訪問した気分で読んでいただいても良いですし、旅行の際の候補先としていただいても大丈夫です。

大分県国宝【臼杵石仏】アクセスと基本情報

愛車と臼杵石仏駐車場
愛車のHさんで臼杵石仏に訪問

本当に別府市内から1時間以上かかったという感じやね。
他にもアクセス方法はあるのかな?

ひとまず基本情報をご紹介させていただくとしましょう!

駐車場内の臼杵石仏案内板
臼杵石仏の案内板

■【臼杵石仏】基本情報

■【臼杵石仏】基本情報

・拝観料:

大人(高校生以上) 550円 
小人(小中学生)    270円

・住所:
〒875-0064 大分県臼杵市大字深田804-1

・連絡先:
臼杵石仏事務所 0972-65-3300 (電話受付時間 8:30~17:00 年中無休)
臼杵市おもてなし観光課 0972-64-6080
臼杵市観光情報協会 0972-64-7130

・営業時間:
4月から9月までの間 6:00 ~19:00 まで
10月から3月までの間 6:00 ~18:00 まで

※2021年2月現在の情報です。
臼杵石仏駐車場の光景
受付やショップの建物

■【臼杵石仏】アクセス

〇乗車バス停:臼杵駅

大分県庁前行または三重行に乗り臼杵石仏で下車

〇乗車バス停:大分駅前4 臼杵駅行または臼杵港行に乗り臼杵石仏で下車

参考URL:https://sekibutsu.com/access

■【臼杵石仏】Googleマップ

別府市から、結構たくさん走れて楽しかったね。
バスで行くときには、事前に時刻を調べておこう!

30年ぶりに【臼杵石仏】へ
入場受付から入口へ

臼杵石仏駐車場前の道路
駐車場付近の景色

【臼杵石仏】の訪問は30年ぶりで、当時はお父さんが車を運転していした。

多少はおませさんの私ですが、後部座席で居眠りをしたのは間違いありません。

だって、全然記憶に残っていませんから(笑)

【臼杵石仏】周辺を見渡しても、初めて感しかありませんでした。

臼杵石仏チケットと説明パンフレット
入場料を受付で支払う

受付で入場料を払い、【臼杵石仏】の参拝を始めます。

チケット以外に、地図や臼杵石仏の説明パンフレットをいただきました。

石仏入口の看板
温泉に入っている石仏の絵がある看板

駐車場に石仏入口という看板がありました。

温泉に入浴している、石仏の絵が描かれています。

臼杵に温泉はあったよね

はい!
臼杵にも有名な温泉がありますよ!

石仏が温泉に入浴してる絵なんて、おんせん県の大分県ならではですね。

石仏入口への道
ショップもある石仏入口への道

訪問したのが平日だったこともあり、人は少なかったです。

新型コロナウイルスの影響もありますね。

石仏入口への案内看板
石仏入口まで意外と距離がある

意外と石仏入口までの距離があります。

歩くのは大好きなので、苦痛に感じませんが汗が出てきました。

臼杵石仏参道入口
臼杵石仏の参拝用入口

看板を頼りに進むと、本臼杵石仏の参道入口です。

無料エリアも併用しているため、入場チケットの確認があります。

【臼杵石仏】の参道を歩く!
最初の目的地はホキ石仏第二群

ホキ石仏第二群と説明看板
最初の目的地はホキ石仏第二群

【臼杵石仏】で一番最初の目的地は、ホキ石仏第二群です。

ホキとは崖と言う意味です。

【臼杵石仏】自体が、平安時代から鎌倉時代に彫刻されたとされています。

清少納言や紫式部がいた平安時代から、源頼朝がいた鎌倉時代に彫刻されたなんて、歴史好きにはたまらない石仏ですね。

臼杵石仏の石看板
石でできた臼杵石仏の看板

【臼杵石仏】の敷地内には、全部で4ヶ所のエリアに石仏があります。

もちろんすべて行きますが、私が会いたいのは古園石仏だとわかりました。

お寺の香炉
線香をお供えする場所

お寺でよく見かける香炉です。

こちらは煙が出てませんでした。

常に煙が出ているのは、常香炉と言います。

ホキ石仏第二群の建物
参道の先に建物が見える

しばらく歩くと、道の先に真新しい建物が見えてきました。

30年前は、もっとボロボロだった覚えがあります。

ホキ石仏第二群の案内木看板
ホキ石仏第二群についての看板

ホキ石仏第二群に到着しました。

すべて阿弥陀如来像というところがすごいですね。

ところで阿弥陀如来像とはどういう仏様?


阿弥陀如来は、大乗仏教における如来の1つです。
如来は諸説ありますが、真理を悟ったものと言う意味です。

ホキ石仏第二群の手前全景
ホキ石仏第二群の阿弥陀如来が並ぶ

そういえばあみだくじは、阿弥陀如来の後光似ていることからその名前が付いたと言われています。

ASUKAちゃんって、そういう温泉以外のことも知ってることあるよね。

意外と雑学が好きなんですよ(笑)

ホキ石仏第二群周辺の灯篭
ホキ石仏第二群から見た灯篭

周辺の石灯籠も、かなりの年季が入っています。

こちらも、平安時代からあるとのことです。

ホキ石仏第二群奥側の案内木看板
ホキ石仏第二群もう1つの看板

ホキ石仏第二群は、阿弥陀如来像と観音菩薩立像がいる場所に分かれています。

すべてが石でできている磨崖仏は、それだけでも見ごたえがあります。

ホキ石仏第二群阿弥陀如来像と観音菩薩立像
厳かな空気が漂う石仏

座像というだけで、阿弥陀如来立像と一味違う石仏です。

【臼杵石仏】のすべてが人の手によって彫られ、現在まで残っているのかと思うと不思議な感覚に包まれます。

ホキ石仏第二群からホキ石仏第一群へ
【臼杵石仏】の迫力ある石仏群との出会い

ホキ石仏第二群からの階段
ホキ石仏第二群からホキ石仏第一群への階段

ホキ石仏第二群から、順路に従って散策します。

順路の看板があり、受付で地図をいただけるのが良いですね。

ホキ石仏第一群の建物外観
下から見たホキ石仏第一群の建物

ホキ石仏第一群の建物が見えてきました。

階段をもう少し登れば到着です。

【臼杵石仏】は、険しい岩山に掘ったのだなと改めて思いました。

色が残るホキ石仏第一群
ホキ石仏第一群は色が残っている

保存状態にもよるのでしょうが、ホキ石仏第一群は色が残っていました。

一体、何百年前の色なのか想像もつきませんが、当時はかなりきれいだったのだろうと思いました。

ホキ石仏第一群の地蔵十王像
地蔵十王像は鎌倉期の作

こちらは、地蔵十王像と言う名前で、鎌倉期の作です

鎌倉時代と言うと、学校で習った源頼朝を思い出します。

ホキ石仏第一群の木看板
ホキ石仏第一群について書かれた木看板

私自身、石仏の種類は名前を見てそうなのか程度です。

しかし、独特の雰囲気は仏教的なものを感じ、思わず手を合わせてしまいます。

ホキ石仏第一群の如来三尊像
台座の穴は願文や経巻を納めたとされる

こちらの如来三尊像の台座には、丸や四角の穴があります。

願文や経巻を納めたとされています。

ホキ石仏第一群如来三尊像の木看板
ホキ石仏第一群如来三尊像の案内看板

如来三尊像は、平安末期頃の作とされています。

平安時代は、794年に遷都されたという歴史で習った覚えがあります。

ホキ石仏第一群如来三尊像は、そんなに昔の石仏なんですね。

別場所のホキ石仏第一群如来三尊像
顔つきが違うホキ石仏第一群如来三尊像

こちらも【如来三尊像】です。

同じ如来三尊像ですが、顔つきが違うので雰囲気も変わって見えます。

雰囲気が違う如来三尊像
地蔵十王像以外の如来三尊像の1つ

最初の地蔵十王像以外は、如来三尊像でした。

如来三尊という名前は同じでも、如来様自体が違っていれば雰囲気が変わってあたり前ですね。

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