国東半島にある【文殊仙寺】を訪問させていただいたASUKAです。
【文殊仙寺】は、六郷満山の1つです。
六郷満山は2018年に開山1300年を迎えました。
仁聞菩薩によって開かれた六郷満山は、神仏習合の地としても知られています。
神仏習合とは何だろ?
聞いたことがあるけど、よくわからん。
神仏習合とは、神様を祀る神社と仏様のお寺が一緒になったものを言います。
ちなみに仁聞菩薩は大分県別府市の観海寺温泉を開いたことでも知られています。
本記事は、「三人寄れば文殊の知恵」ということわざの語源となる【文殊仙寺】を訪問した際の体験レポートです。
実際に訪問している気分で読んでいただけたら嬉しいです。
また、本記事をキッカケに訪問を検討していただけたら、さらに嬉しいです。
【文殊仙寺】基本情報とアクセス
最初に【文殊仙寺】の基本情報とアクセスについてそれぞれ説明します。
おすすめは車移動です。
バスを利用する場合には、出発時刻の確認をしておくことをおススメします。
・住所:大分県国東市国東東町大恩寺12432
・TEL:0978-74-1400
・公式サイト:https://www.monjyusenji.com/
●車
・大分県別府市内から車で約1時間30分
・大分空港から車で30分
●電車・バス
・JR日豊本線【杵築】駅より【国東】行に乗車
【国東】から【文殊】行に乗り換え【文殊】バス停で下車後徒歩約5分
下記に地図を貼り付けています。
こちらは目次欄からのクリックで見ることができます。
用途に合わせてご利用くださいね。
【文珠仙寺】Googleマップ
国東付近もだけど、大分県内は結構山道が多いからクネクネ道や急カーブが多いです。
また1車線の道路も多いですので、急いでいる車が後ろから来た時には停車できそうな路側帯を利用して先に行ってもらうのも1つの方法です。
良い運転練習にはなるけど、本当にここ離合可なの?という場所もあります。
山道に入ったらスピードをあまり出さないようにして安全運転を心がけましょう。
【文殊仙寺】訪問レポート!
写真でも有名な仁王像に出会う
【文殊仙寺】を訪問する際、私の場合ですがまずはWEB検索をします。
すると、2体の仁王像の写真が出てくることが多いです。
まずは2体の仁王像を目指すことにしました。
この辺りは【文殊耶馬】と言われている場所です。
【耶馬】と言うと同じ大分県の中津市にある【耶馬渓】を思い出します。
大分県はおんせん県ですので、国東にも中津にも良い温泉がありますね。
国東六郷満山を訪問する機会が増えてから、いつの間にかなれてしまいましたが、本当に階段や坂道が多いです。
この日は歩きやすい靴で訪問しました。
最終的に目指すのは【奥の院】です。
地図で見ただけでも結構な距離がありそうです。
【文殊仙寺】は、日本三大文殊寺の1つで1300年の歴史があります。
三大文殊には諸説あるようで、奈良の【安部文殊院】・京都の【切戸文殊】・山形の【亀岡文殊】と言うのが一般的です。
しかし、大分県の【文殊仙寺】や高知県の【竹林寺】が入った日本三大文殊もあります。
この日は天気も良かったので、散歩気分で登って行きます。
まだまだ足取りは軽いです。
ここからがいよいよ本番と言う感じがします。
階段も心なしか歴史を感じさせるものに変わってきました。
写真でお馴染み【文殊仙寺】の2体の仁王像です。
阿形1.82mで吽形1.8mの石像です。
いつ造られたかはわかっていないそうです。
私が今まで見たことがある仁王石像の中では、一番洗練されている雰囲気を感じます。
2体の仁王像の周辺は、山の中と言う感じです。
まさしく【文殊仙寺】の門番ですね。
阿吽の呼吸という言葉があるように、仁王像は道を挟んで2体置かれているのが一般的です。
こちらは吽形です。
今まで、いろいろな石の仁王像を見たことがあります。
木彫りの仁王像というのもありました。
どの仁王像も、阿と吽を口だけではなく全身で表現しているようにも思えてきます。
手の位置が違うからでしょうか。
2体の仁王像はあくまでも門番ですので、まだまだ先があります。
【文殊仙寺】の【奥の院】を目指す!
まだまだ階段は続く
国東半島は昔、火山ではなかったかという説があります。
ゴツゴツした岩を見ると、神秘さよりもマグマが冷えてできた岩ではないかと思ってしまうのは、ある意味職業病みたいなものですね(笑)
水が流れていたら触りたくなるし、岩を見たら火山に関連するのかと思います。
温泉をある程度のレベルまで勉強すると、その周辺や歴史などいろいろな分野に興味がわいてきますね。
巨大な岩を眺めていると、不思議な気分になることがあります。
上手くは言えませんが、自然の力を垣間見ると言いますか神秘的と言いますか。
その周辺に木が生い茂っていると、もう別世界の物語が始まりそうです。
この日、親子連れで【文殊仙寺】を訪問している光景に遭遇しました。
お子様は、まだ小学生になる前くらいでしょうか。
あまりに急な階段のため、おんぶしてほしいと駄々をこねていました。
私はいい年をした大人ですが、お子様の気持ちはよくわかります。
なぜなら、あまりにも階段を登り過ぎて、気分が別世界に行ってしまいそうだったからです。
駐車場で待っている間に、そんな楽しいことしてたのね。
階段じゃなければ行けたのに…残念!
Hさん。
最近軽自動車じゃなくて、人間化してきてませんか?(笑)
【文殊仙寺】の本殿へ向かう入口です。
休憩をとるなら、この場所でということですね。
少しだけ休憩をして、本殿に続く階段を登ります。
片側通行になっているのは、登る人と降りる人がぶつからない配慮でしょうか。
それとも神社の参道のように意味があるのでしょうか。
階段の途中にある石仏にも目を向けます。
さすがにじっくり撮影できる余力はありませんでした。
ついに【文殊仙寺】奥の院が見えました。
写真などで見た時には、後ろが崖というのに気づきませんでしたが、実際に近づくとかなりの高さです。
【文殊仙寺】は、文殊山という標高617mの中腹にあります。
付近の森林は樹齢約1000年のケヤキや樹齢400年の杉で、天然記念物指定されているそうです。
別世界の雰囲気があったのはそのためでしたか。
山の中腹にあるんですから、階段が多くて自然の光景が多いのは当然ですね。
なるほど!
納得しました。
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