正確には数えていませんが、年間で約600湯の温泉に入浴しているASUKAです。
それだけでは、ただの温泉好きと変わらないと言われそうなので、補足しておきますと、私は温泉シニアマイスターです。
温泉シニアマイスターとは、要するに「温泉マイスター協会が温泉の専門家だと認めますよ」という資格です。
日本最難関の温泉マイスター試験の上位資格になります。
そんなことよりも、この記事を読んでいる皆様は、温泉がお好きですか?
【療養泉】という言葉を見て、読んでみようと思われたのですから、決して温泉嫌いではないはずです。
以前、別記事で温泉にはたくさんの種類があるという記事を書かせていただきました。
読み終えた後、種類がありすぎて混乱してしまうという人もいますよね。
「いや。温泉なんて入浴してポカポカして、サッパリすればそれでいいよ。」
なんて人は別として、温泉の種類はどれくらいあるのか、気になって眠れないという人は少なからずいませんか。
あまりに悩みすぎて、仕事や生活に支障が出てしまっては困ります。
そこで本記事では、温泉の種類を見分ける目安の1つとして、【療養泉】について説明させていただきます。
【療養泉】とは、「療養に効果が期待できるかもしれないよ」という泉質のことで、全部で10個あります。
全部を1度に覚えるのは大変ですが、温泉に行く機会があればそれとなくチェックしてくださいね。
【療養泉】は温泉の泉質
全部で10個覚えよう
【療養泉】は種類が10個あります。
これから10個の泉質を一気にご紹介します。
※泉質名をクリックすると泉質の紹介記事へ移動できます。
●単純温泉
●塩化物泉
●炭酸水素塩泉
●硫酸塩泉
●二酸化炭素泉
●含鉄泉
●硫黄泉
●酸性泉
●放射能泉
●含よう素泉
以上です。
パッと見て、どこかで聞いた事ある名前も出てきませんでしたか?
聞いた事なくても、名前から判断して「こういう泉質なんだろうな」と想像がつくものもありますよね。
本記事では、残念ながら詳しい説明はいたしません。
なぜなら、どれも特徴があり、1つだけで1記事ができてしまうからです。
上記のリンク先で詳しく説明していますので、気になる泉質からどうぞ。
温泉の泉質【療養泉】予備知識
最初に知っておこう
本記事で【療養泉】について説明があるかもと、気合を入れていた方、本当にすみません。
リンク先にそれぞれの泉質記事がありますので、興味のあるものから読んでくださいね。
本記事では【療養泉】を知るための予備知識について、いくつか説明させていただきます。
これを知ることで、【療養泉】がわかりやすくなります。
●温度は25℃以上か以下か。
●温泉の成分総量は温泉水1kg中1g以上か以下か。
●規定成分とはなにか。
本記事では、この3つを頭に入れておいていただけたら大丈夫です。
これから、それぞれについて説明しますね。
●温度は25℃以上か以下か
温泉の源泉温度の話です。
湯船の温度ではありませんので気を付けてくださいね。
源泉の温度は、【単純温泉】か【成分だけの温泉】か判断するために必要です。
●温泉の成分総量は温泉水1kg中1g以上か以下か
これも【塩類泉】と呼ばれる3つの泉質や【単純温泉】になるかならないか、【成分だけの温泉】になるか重要な判断材料です。
ガス性のものは除きますので、ご注意ください。
●規定成分量とは何か。
これはヨウ素やらラドンやら遊離二酸化炭素なんてものまであります。
温泉水に規定値以上含まれているかどうかが重要です。
【療養泉】にそれらしい名前があるのに気が付きましたか。
温泉の泉質【療養泉】
知れば知るほど温泉巡りが楽しくなる!
いかがでしたか。
温泉の基本中の基本【療養泉】について書かせていただきました。
【療養泉】について理解できれば、温泉巡りが本当に楽しくなります。
思い出してみてください。
今まで温泉施設に行って、【温泉成分分析書】を見た事がある方はどれくらいいらっしゃいますか。
以前の私もそうでしたが、温泉施設にある【温泉成分分析書】を見るのはおろか、あることすら知りませんでした。
それから数年が経ち、今では「温泉に関しては何でも聞いてください」と言えるまでになりました。
専門家になる前、訪問した温泉で【温泉成分分析書】を見なかったことが残念で仕方ありません。
これから、確認も兼ねて日本中の温泉地を訪問したいと考えています。
【療養泉】について知る事は、温泉のことを深く知る事です。
温泉を深く知るチャンスを逃さないよう、頭の片隅で覚えておいていただけたら幸いです。
本記事は【療養泉】の入門編で書かせていただきました。
【療養泉】を専門的に書くと、わからなくなる事もあります。
かなりかみ砕いて書いたつもりですが、もし本記事の内容が難しく感じてしまったらすみません。
各リンク先の泉質紹介記事に関しては、わかりやすく書かせていただきました。
興味にある泉質から読んでいただけたら幸いです。
それでは、「温泉の泉質【10種類の療養泉】年間約600湯入浴の専門家が説明」の記事を読んでいただき、ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。